2012年10月13日土曜日

1-1 (1) 訳語が辞書にないときは

heed [VN] to pay careful attention to sb's advice or warning
impetus [U] something that encourages a process or activity to develop more quickly

  • 「local」を「身近な」ととることはできた。 
  • 「generation」を「20年」と訳すことは危険。情報化時代という文脈では特にもっと短くイメージさせる必要があるし、歴史的な文章で根拠もなく年数をあげることはしてはいけない。  
  • 「casualties」を「犠牲者」と訳すのはこの場合、日本語として間違い。  
  • 「ignorance」は「無視」ではなく「無知」。単純な間違い。「無視」は「neglect」。
    ignorance [U] a lack of knowledge or information about sth 
  • コロンで理由を続けているのはわかった。  
  • 「involve」は「かかわる」よりももっと強い意味を持つ。
    involve [] if a situation, an event or an activity involves sth, that thing is an important or necessary part or result of it.  
  • 「image」は、文脈から考えれば、「印象」ではなく、TVやインターネットで見られる「画像」と考えられる。  
  • 「opening」を「開示」としたのはよく考えずに「情報化時代」の文脈で訳した訳。「女性が権利を獲得する」という文脈でとらえ、「啓蒙」の意味でとらえる。  
  • 「inspiration」を「刺激」と訳したが、掲載された訳文では「激励」とある。文脈に沿って中立的な「刺激」にもう一歩踏み込んだ価値を与えた意訳。  
  • 2段落目は単純な訳漏れのほかは、おおむね意味はとれている。 
  • 「simple」を「ささやかな」と訳しているのが、なるほどと思わせられる。一瞬詰まったが、瞬時にふさわしい訳語が思い浮かばず、「単純な」としておいたが、誤訳とされる可能性があるか。

20世紀最後の20年世代では、すべての革命は身近なものである。どんな闘争が起こったとしても、それが通り、工場、学校、どこでおこったとしても、その闘争はテクノロジーによって確実にお茶の間に到達する。ステレオタイプにとらわれた考え方はその革命の最初の被害者標的のうちにあるとなる。それはどういうことか。情報化時代では、だれでも証拠を直接確かめることができる。そのため、闘争を無視することで抑圧を加速することを、困難にする民衆の無知をよいことに抑圧をはかるのはむずかしくなってきた。世界中の女性が自らの権利が尊重されることを実現させるために努力している。彼女たちの声注目を集めるために、彼女たちの機会が広げられるために努力している。その事実努力には情報を共有するための戦いにかかわるが含まれる。もし知識が力を得るための通貨なら、変化のイメージ映像開示を心や目を開かせ、刺激を、そして警告をももたらす。

おそらく、この世界には、女性の生活を変革するような改革が訪れていない場所もあるだろう。しかし、それは続かない。偶然だろうか。世界のスポットライトがサウジアラビアに向けられたそのたった数ヵ月後に、その地の女性たちが単純なささやかな権利、自動車を運転する権利を叫んだ叫ぶことを決めたのは。アメリカに刺激された、女性の権利運動は、異なる国の異なる時間で行われ、異なる歴史と異なる信念で形作られてきた。しかし、おそらく、いくつかの主題は、普遍的になりつつある。その主題のひとつとは、文字通り女性と男性が本質を損なうことなく目標を達成するのだという望みである。

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